2015年11月28日土曜日

黒人意識の日と、ブラジルのゲイ

先週の11/20(金)はサンパウロ市は祝日でしたので、三連休でした。

ちなみに、昨日の金曜日から"Black Friday "、つまりバーゲンセールです。アメリカみたいに、クリスマス前のセールはブラジルでも"Black Friday"です。
ただし、発音は違います。
「ブラッキフライデー」です。ポルトガル語では、かなりの場合、母音が発音されます。
そのため、"facebook"なら、「フェイスブッキ」、"WhatsApp "なら、「ワッツアッピ」、"Samsung"なら、「サムスンギ」と言います。
学校にいる生徒は大体みんな英語を話せるので、生徒からすれば、言い方が奇妙なので、なんとも面白おかしく感じます。生徒同士の笑いのネタの一つです。

話は戻りますが、11/20(金)は、「黒人意識の日」(Dia da Consciência negra)という祝日でした。

黒人奴隷解放のために闘ったZumbi スンビの命日(1695年11月20日)に因んで、黒人意識向上の日です。30年以上に渡って黒人たちの間では記念日とされてきたそうですが、2011年には正式に連邦法で祝日となったそうです。ただし、この日を祝日にするかどうかは、基本的には各市が決めているそうです。

黒人意識向上とは、依然として相対的に大きな差別がある黒人の人権を正そうという意味です。
正直、これを聞いてショックを受けました。ブラジルは多民族国家で、様々な文化が入り混じった国というイメージでいたため、差別もほぼないものだと信じていたからです。ですが、実際のところ、偏見の目を持った人もいるのが現実です。

「統計庁によると、ブラジル全土で年間3万9000人の黒人が殺されるが、非黒人は1万6000人。貧富、教育、職業などの格差が、この数字に潜んでいる。黒人差別は根強く残っている。」
下記のサイトでの記事を引用しました。
http://vagpress-salvador.blogspot.com.br/2013/11/blog-post_21.html?m=1

かなり悲しい現実です。
また、一方の日本人などのアジア系に対しての偏見はどうかというと、やはり一部にはあるそうです。

信条の自由ですから、(あくまで信条において)人種に対しての嫌悪を持つことでさえ許容されますが、それを他者に表現して生命のへ恐怖を与えたり、社会的な不利益を及ぼしたりすることが許されることではないと思います。
また、個人的な信条としては、人種に対する嫌悪などない方がいいと思っています。

かなり悲しい話をしましたが、とは言っても、ブラジルは親しみやすく、寛大な文化の国だと思います。
例えば、週末は学校の仲間と飲みに行きますが、ブラジル人の家でパーティが開かれることもあります。初めて会う人が多いですが、フレンドリーに迎えてくれます。
また、興味深いのは、ゲイがオープンに行動していることです。(以下、差別的な意味合いがないことを先に断っておきます。)
ブラジル人のカップルはどこでもキスをします。電車の中でも、道でも、カフェでも、レストランでも、どこでもです。
これはゲイのカップルも例外ではありません。スタバで勉強していると、隣のソファ席には、ゲイのカップル。ふと見ると、ずっとキスしてます。日本でずっと暮らしてきた自分からすると、かなり衝撃です。手をつないで歩くゲイカップルもよくいます。
こういった面は、文化的に寛大さがあるなあと思います。


ごちゃごちゃ書きましたが、寛大さと、まだその中には差別という課題の相反する価値観が存在する国、ブラジルです。


(写真なくて寂しいので、今週のパーティの写真載せます。国籍は7ヵ国とインターナショナルです。)

2015年11月16日月曜日

ポルトガル語と他言語の近似性

私が通っている語学学校は、まあまあインターナショナルです。

生徒達は各々、最短1週間から期間を設定し、任意の期間を通うため、毎週人数は変動しますが、おおよそ全体でMax30人くらいです。
今いる生徒の出身は、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、イタリア、スウェーデン、オランダ、トルコ、シンガポール、日本などです。全員から聞いたわけでないんで、とりあえず理解してるだけでもこんな感じです。

日々感じるのは、ポルトガル語と日本語の非近似性、ポルトガル語と欧米圏の言語の近似性です。

とういうのも、私のクラスはイタリア人、ドイツ人、トルコ人、日本人ですが、特にイタリア人の理解はすごいです。イタリア人は毎日遅刻してくるし、週に一回は欠席するにもかかわらず、勉強しなくとも、先生が言っていることは理解できています。イタリア語とポルトガル語はやはりかなり近似していることを直に認識させられます。
(スペイン語を勉強したことがあるとも言っていたので、それも多少影響しているはずですが、それでも簡単にやってのけます。)
一方の私は、会話の中に知らない単語が出てくれば、なかなか理解できず、苦労します。文法もさることながら、単語の習得(音で理解することも含めて)が非常に大切です。


正しいか分かりませんが、学校内で話している言語の内、見たり聞いたりして思う近似性の順位は以下のような感じでしょうか。

ポルトガル語>スペイン語>>イタリア語>>>>フランス語>>ドイツ語、オランダ語
(その他はよく知りません。)
英語はポルトガル語と似ている単語もあるのですが、男性(女性)名詞がないので、どうでしょうか。まあ、なんだかんだで、フランス語、ドイツ語あたりと近似性は変わらないのかもしれません。

やはり、スペイン語、続いてイタリア語は近いようです。
他の生徒が言うには、スペイン語圏から来た生徒は1ヶ月もすれば、相当話せてしまうとのこと。

例えば、「あなたの名前は何ですか?」
ポ語:Qual é o seu nome?
ス語:¿Cuál es tu nombre?
英語:what's your name?
(英語とも多少似ていますが、それ以上にスペイン語とはそっくりです。発音は文字以上に似てます。)


日本語は他言語と似ていないというのは、長所にもなりえます。言語面での高い参入障壁、日本語を含めた日本文化から形成された日本の同質性という点での暮らしやすさなどがあります。
(ただ、言語においては、英語などを話せる優秀な日本人は十分にいるので、その人達を雇えば済む話ですが。)

ちょっと日本の同質性は飛躍しすぎました。
が、とにかく、日本語しかを話さない人が海外へ出ていこうとすれば、言語習得の面では、かなり不利なのではないでしょうか。多くのビジネスにおいて、他言語が使えることはビジネスの核ではないものの、やはり最も重要なツールの一つではあります。
そんな中で、こちらが10の力で学ぶものを他言語圏の人は2,3の力で覚えるのは、率直に言って不利です。


もちろん、努力することで勉強する力が身につくので、ものは考えようですが、
日本で日本語しか話せないが、いつか海外で仕事をしたい、海外で何かを成し遂げたいという人は、この言語面でのディスアドバンテージを体感し、習得のモチベーションに変えていかなければならないと感じました。

学生のうちに、こういった経験をしていたら、より良かったなあと思います。
他言語を学ぶかどうかは各々が判断すればよいですが、今の中学生、高校生、大学生など若者には、こういった非近似性からくる不利を直に体感してもらいたいと切に思います。


2015年11月8日日曜日

ブラジルのハロウィンとクラブ(balata)

ここ最近、サンパウロは雨続きで少し涼しい日が続いています。初夏?なので晴れると30℃を越えますが、雨が降るとすぐに20-25℃になります。
(まだ春という人もいるかもしれないですが、学校の先生は夏だと言ってました。)

日本同様、ブラジルでもここ数年の間でハロウィンが広まっているようです。10/31,11/1はサンパウロ市内もかなり仮装をした人が多く見受けられました。日本でも近年ハロウィンが広まっていることをホストファミリーに話したところ、「これがグローバリゼーションだね」と言ってました。
ただ、日本の渋谷や大阪の梅田ほど、人が溢れんばかりに集まることはないです。


(パウリスタ通り(Av.Paulista)のショッピングセンターです。店員の方は顔にペイントをばっちりしています。)


私は学校の友人と一緒に、顔にペイントをしてクラブ(←ダンス)に行ってきました。
まずは知り合いの知り合いの家に行き、顔にペイントです。パーティグッズをそれほど揃えていなかったのですが、欧米系の顔にはペイントだけで充分見映えがありました。


(顔を出さないようにしたら、分かりづらいですが、こんな雰囲気です。)

クラブに行ったわけですが、大小合わせれば、めちゃくちゃ多くあるようです。日本のクラブと意外と違和感なく、音楽も馴染めるというのが今のところの印象です。
だいたい11時ぐらいからオープンし、朝方の4-6時ぐらいまでやっています。
ブラジルの強いお酒の影響もあって帰る頃にはヘトヘトです。学校の友人は20代前半なので、疲れ知らずです。
なお、夜に街へ繰り出すので、身の安全という意味で、不安を感じます。そのため、タクシーを多用します。ただ、こちらのタクシーはかなり安く、日本の1/2〜1/3くらいの感じでしょうか。


また、学校の友人は毎週、クラブに行きたがります。やっぱり、ブラジルに来るからには、そういったのが好きなんでしょう。(なお、ブラジルでは、ポルトガル語でクラブのことをbaladaと言います。)


以下、行ったことのあるクラブを紹介していきます。というのも、下で書いていますが、日本のガイドブックにはクラブのことは書いておらず、ブラジルや欧米からの旅行者がサンパウロのどこで遊んでいるのか分からないため、リアルな姿を紹介したいと思っています。

infornoclub
料金:R$50?
住所:R. Augusta, 501 - Consolação, São Paulo
http://www.infernoclub.com.br/
比較的、パウリスタ通りに近いです。
ちょっと忘れましたが、たしか3階建て?になっていて、各フロアに結構人がいます。


(これは公式サイトの写真なので、そのまま使ってます。)

black horse
料金:R$? レッドブル2杯飲んでR$45
住所:Rua Harmonia, 21 - Vila Madalena, São Paulo
若者にも人気のエリアであるVila Madalenaにあるので、飲んでからすぐに遊びに行きやすいです。


Villa Mix
住所:R. Beira Rio, 116 - Vila Olimpia, São Paulo
http://www.villamixsp.com.br/index.php
ここには入ろうとしたのですが、短パンを履いて行ってしまったため、ドレスコードNGで入れませんでした。注意です。(他2件では短パンでも行けたのですが。)
かなりの大箱のクラブで、ドレスコードもしっかりしたオシャレなところのようです。

(公式サイトの写真より。)

サンパウロにはとにかくたくさんのクラブがあります。ただ、日本からブラジルは遠くそのような情報まで需要がないのか、また、ここブラジルほどクラブ文化が日本では発展していないためなのか、日本のガイドブックにはおそらくほとんど書いてありません。
(書いて、そんなとこでトラブルがあったら、問題になるからという理由で書いていないという理由もあるかもしれませんが。)
ですが、ヨーロッパやアメリカのガイドブックには、若者が夜に遊びに行く人気のスポットが多く書いてあります。サンパウロは観光する場所が少なく、日本のガイドブックだけを見ていたら、サンパウロはつまらない街だと誤解されてしまうかもしれません。リアルな人々の姿も見えてこないでしょう。
ということで、今回は若者に人気のリアルな遊びを綴ってみました。